#6 辛い!花粉症対策と栄養の関係
こんにちは、QOLラボラトリーズです!
冬の厳しい寒さが和らぎ、晴れの日も多く春を感じる瞬間も多くなってきているのではないでしょうか。
この時期、日本人の多くの人は『花粉』に悩まされています。
今回は、花粉を対策するためにできること、栄養との関係性についてご紹介をさせていただきます。
花粉症とは
花粉症は、花粉を原因とするアレルギー疾患の総称です。
全国調査の結果では、国民の4人に1人、およそ25%もの方が花粉症を患っていると考えられています。花粉症の約70%を占めるといわれるのが「スギ花粉症」です。
花粉症の症状はくしゃみや鼻水、目のかゆみなどが代表的ですが、重症化すると頭が重い、頭痛、熱っぽい、イライラする、食欲不振などといったさまざまな全身の症状が現れる可能性があります。
花粉症対策
花粉症対策には、「花粉を付けないこと」と「避けること」が重要となります。
花粉が飛散している季節に外出する場合は、花粉がなるべく体内に入らないように工夫することが大切です。
外出の際は、マスクやメガネの着用を心がけましょう。
コンタクトレンズを使用している方は、可能であればメガネに替えたほうがよいでしょう。また帰宅時は、玄関先で衣服に付いた花粉を払い落してから、家の中に入りましょう。
帰宅後は手洗い・うがいをしっかりと行ない、体に付いた花粉を落とします。
その他にも、洗濯物を外に干さない、部屋干しや乾燥機を使用する等の対策があげられます。
バランスの良い食生活
花粉症対策として、体内に花粉を入れないことも重要ですが、
生活習慣を見直し、体調を整えることも症状の改善につながります。
①食物繊維
水溶性食物繊維は、腸内環境を整える働きを持っています。
腸内環境が良くなると、免疫機能の向上が期待されるため積極的に摂りたい栄養素です。
水溶性食物繊維が多く含まれている食品は、ワカメやひじきなどの海藻類・イモ類があげられます。
②乳酸菌
免疫機能の発達・維持には腸内細菌が大きな役割を果たしていると考えられています。
乳酸菌やビフィズス菌などを含む食品を摂取することで、花粉症が緩和されるという研究結果も報告されています。
気になる時期にはヨーグルトなどの乳製品を取り入れると良いでしょう。
③ポリフェノール
ポリフェノールは、植物が光合成によって作り出す成分で、抗酸化作用が期待できることが有名ですが、ポリフェノールのなかには、花粉症による鼻水や目のかゆみといった症状の原因となる「ヒスタミン」の生成を抑える効果が期待できるものもあります。
④ビタミン類
花粉症対策には、ビタミンB・C・Dを摂取すると良いとされています。
ビタミンB群には、粘膜の保護効果、ダメージ修復効果があり、ビタミンCは抗炎症作用やヒスタミンの働きを和らげる効果があり、アレルギーの緩和が期待されます。
さらに、ビタミンDは免疫力を高める効果があります。
ビタミンB群は魚や肉・ナッツ類に多く含まれ、ビタミンCは果物・野菜、ビタミンDは魚やキノコ類に多く含まれています。
花粉症対策には、栄養バランスの良い食事や十分な睡眠など規則正しい生活を心がけることが大切です。
食生活では栄養バランスの良い食事を基本としたうえで、生活習慣に合わせてサプリメントを取り入れることも良いでしょう。